楽しみながら、気づけば一人前。
紙芝居面接や接客ストーリーで、
型にはまらない接客力と人間力を育てます。
伝わることを意識して進めていくことが大事!
セリフとナレーションの話し方を分け、
聞き手のストーリーイメージを広げます。
理解度や反応を確認しながら
進めていきます。
相手の状況に合わせて話し方やテンポを
調整することで
効果的に進めることが
出来ます。
こまめにシェアタイムを設け
アウトプットしてもらいます。
その場で気付きや疑問を共有することを
大切にしています。
ダイキはいつも明るく、楽しそうなやつ。バイト先で知り合って、そこから仲良くなった。
反対に俺は最近ずっとモヤモヤしている。アルバイトもうまくいかないし、金もないし、将来のことを考えると不安しかない。
そんな気持ちがどんどん膨らんでいく。
「最近、どっか飲みに行った?」とダイキが不意に聞いてきた。
「いや、そんな余裕ないわー。金ないし、飲み行く気分も湧かんな」
俺はいつも通りにため息混じりで答えた。
ダイキは笑って、「じゃあ、俺が奢るからさ、今日は楽しもうぜ!ほら、前から気になってた焼鳥屋行かへん?」と言ってきた。
その「アホウどり」という、ダイキが以前から気になっていたお店。
ずっと気になっていたけど、俺はそんな雰囲気の店に自分が入るなんて思ってもみなかった。
でも、ダイキの提案でついに行くくことになった。
「ここここ!」ダイキに連れて行かれてたどり着いたお店。
「学生が週2で通える焼鳥屋」とでかでかと看板に書かれていた。
「お通しなし、電子タバコ喫煙OK、、、、生ビールメガハイボール290円!?! 」
ダイキは驚きながらも楽しそうに入っていった。
来るのが分かってたんかなと思うぐらい。
すると、他のスタッフさんが駆け足でこっちまで来てくれた。
正直ビビったけど、なんか安心。
「何名様ですかー?」
店長のような女の子が聞いてくれた。
名札にはトトロと書かれてある。
「2名です!」ダイキがつられて大きな声で言った。
「ではカウンター席どーぞー!」
「ご案内します! カウンター席に御新規2名様ご来店です!」
さっきの店長がそう言うと、「いーーーーーらっしゃいませー!」とスタッフ全員が声を揃えて歓迎してくれた。
「おもろすぎやろ!」ダイキは楽しそうだ。
俺みたいなタイプはなかなか合わなさそうやなー、、。
席に着くまでにスタッフ全員と目が合い、「こんばんは!」と言ってくれる。
思わず俺達も、「こんばんは」と返してしまうくらいだ。
店内は賑やかで、カウンター席はほとんど満席。学生っぽい客もいれば、外国人のお客さんもいるし、年配の常連客らしい人たちもいて、多種多様な雰囲気だ。
1. 入口に意識を向ける。
どのポジションでも「お客様です!」とみんなに伝える。
違っててもいい!常に入口への意識を忘れないことが大切。
2. いらっしゃいませバズーカ
入店5秒で印象が全然変わる!
少ない人数でもかけ声を揃えれば活気ある雰囲気に。
先走らず、追いかけない。一拍開けて「いーーーっらっしゃいませ!」
3. こんばんはシャワー
ただ、言うだけじゃなくて、お客様の「こんばんは」を引き出すことがゴール。
ポイントは目を見て言う!
瞬発力のある笑顔で!
継続は基本中の基本。しっかりやっていこう!
「こちら、お荷物入れに使ってください!」
僕らのリュックを見て、男性スタッフがカゴをくれた。
「よー見てるなー」ダイキが感心している。
おしぼりと取り皿を渡しながらスタッフが「御来店ありがとうございます! 大学終わりですかー? お疲れ様です!」と言ってくれた。
温かい気持ちになるおしぼりと一言。
「そうです! ありがとうございます。」
「そうなんですね! ちなみにここアホウどり聖護院店へのご来店は何度かありますか??」
「ないですね~」
「そうなんですね! 初めましてっ! ありがとうございます! 私たち、学生が週2で通える焼鳥屋というコンセプトのお店なんです! 学生さんでもそうじゃなくても、盛り上がれるリーズナブルでボリューム満載なメニューをたくさん用意してます! 最初にお飲み物、、今日は学割飲み放題か、単品どちらにしますか?!」
すごく明るく説明してくれるスタッフ。
「どうしよ?」ダイキが俺に聞いてきた。
「飲み放題いっとくか」俺たちは1,100円という破格な飲み放題を注文した。
ダイキはすぐに場を楽しむモードに入っていたが、俺はまだどこかモヤモヤした気分のままだった。
「では1杯目ドリンク何にしましょうか?」「生ふたつでいいよな?」僕は頷き、注文した。
「ありがとうございます!」「続けて、最初のご注文限定で、通常500円のテキーラが最初だけ300円で提供できます! いかがですか??」
「大丈夫です。」思わず笑ってしまった。
「行かないんですか!?! 」キッチンのスタッフが追い討ちをかけてきた。
「また今度頼みますね!笑」ダイキがそう言うと
「分かりました! 覚えときます!笑」とキッチンのスタッフが言った。
「追加のご注文なんですが、セルフオーダーお願いしてます!」
「セルフオーダーかぁ」
「はい! このセルフオーダーやってもらったら動画や写真付きのメニューいっぱいあって見やすかったり、おみくじも引けて、お得なクーポンもゲットできるので、是非!!」
「そうなんですね〜! ほなやろや!」と、ノリノリのダイキ。
するとスタッフが「ちなみにー、、私たち一人一人名前があって、僕ならアニーって言うんで、呼んでくれたら飛んできます! 気軽に呼んでくださいね! では、ドリンクお持ちします!」と一言。
ここのニックネーム、通称アホウネームと呼ばれるものらしい。なんか安心。
初めてじゃないくらいの親近感。入る前は構えてたけど、楽しそうな店やなぁ。素直にそう思った。
「失礼します! 生2丁です! 乾杯どうぞっ!」はやっ!
「ファーストドリンク出ました!」「「はいどーぞ!!!」」活気あるなぁ。
みんなに乾杯してって言われてる気分。なんか乾杯応援されてる..?笑
「かんぱーい」」2人で乾杯。
2人して、顔合わせてちょっと照れるけど、おもろいな~この店、誰とでも仲良くなれそうやなあ、そう言い合った。アニーくん、友達やったらおもろそうやな~ところで、なんであの名前…?
1. 最初に上着のお預かりと荷物カゴお渡し
聖護院店は狭い。
居心地のいい空間を作るためにも貴重品以外は預かる。
その時に初めてか、リピーターか聞いたり、来店動機を聞いてもGood!
2. おしぼりを渡す時は、感謝!
春夏秋冬だけじゃなくて、雨や雪、暑い中や強風の中、わざわざここまで来てくれてありがとうの気持ちをおしぼりに乗せて渡す!
3. コンセプトを伝えよう!
最初に『学生が週2で通える焼鳥屋』をしっかり伝えることで、学生気分で楽しんでもらえる!
次のテキーラも効いてくるよ!
4. 自己紹介
アホウどりのオススメは君たちバディ!
自分のファンにすべくたくさん名前を呼んでもらおう!
ただ、最初のドリンクを聞いて終わりじゃなく、みんなも巻き込んで、参加する。
他のバディも参加!
5. ファーストドリンク提供は1分以内!
居酒屋に来たらまず飲み物飲みたい。ここは必ず、待たせないように。
キッチンにお願いしてもいい!
ドリンク出したら「乾杯どうぞ!」と一言添えるだけで全然違う。
6. コールアンドレスポンス
1人の返事にはみんなで答える。
これをやる意味は活気作りと連絡漏れ防止!
営業のイメージをお客様目線で伝えています♪
お客様が入店してわずか数分の出来事
『学生が週2で通える焼鳥屋』まさにその通り。
セルフオーダーで注文した料理を待っている間、アニーくんが小さな重箱を持ってきた。
お突き出しはないけど、1つ200円でお取りできるおばんざいあります!
お料理待っている間に、よかったらいかがですかー?
そう説明してくれた。
重箱には小鉢が並んでいて、どれも美味しそうだ。
ダイキはすぐに手を伸ばして、「これ美味そうやん」と笑顔で取った。僕も釣られて取り、料理を待った。
ダイキとたわいもない話をしていると…
「お話中失礼しますっ! こちら、やわらかとりきもです! 低温でじっくり調理したキモ、お味ついてるのでそのままどうぞ!」
分かりやすい説明で、美味そうやな~!
「ビール飲むの早いですね! 次どうされます~? 」
「じゃあハイボールで2つ!」いいタイミングでの声掛け。
急かされてる感じでもなくめっちゃお節介上手。笑いながら、まるで近所のおばちゃんやん、笑。
ダイキと話している時もちょくちょくスタッフと目が合う。
目が合ったらニコニコしてる。その間もスタッフと客同士で盛り上がっているのがわかる。
特に気になったのは、学生客と外国人のお客さんが一緒に楽しそうに話している様子だ。
僕は無意識に「なんでこんなに色んな人が仲良くしてるんだ?」と不思議に思った。
1. ファーストおばんざい
ドリンクが出て、料理を注文してもらった後、ファーストおばんざいに行こう!
強制では無いので、必ず行くだけ行こう!
毎日カウントするよ!
2. 一言添え
すべての商品提供する際は必ず説明などの一言添えをしよう!
3. わんこドリンク
下げ物や提供時はグラスが空いていたらオカワリを聞く!!
4. 目が合ったらニコッ
まずは周りを見る。お客様と目が合ったりしたら逸らすのではなく、とびきりの“ニコッ”で返そう!
「失礼します! よかったら新しい取り皿どうぞ!」
「ありがとうございます!」活気もあって、僕らの声も大きくなっている。
「追加ご注文とか伺いしましょうか?」「お、じゃあ焼き鳥と~」安くて、安心して頼める。
オーダーひとつひとつに対して“ありがとうございます”ってめっちゃ言う。なんか嬉しい。
「他なんか食べたいな~」ダイキと話していると、「悩んでます~? 僕のおすすめは~」オーダーが途切れるとすぐアニーくんがおすすめしてくれた。
「じゃあそれもください!」こんなにプレゼンされたら、食うしかない! 美味そうやし。
「ありがとうございます! ではご注文確認しますね~… 」ひとつひとつ、丁寧に繰り返してくれた。
同い年っぽいけど、めっちゃ元気やん!
ダイキがアニーくんに尋ねた。「なんでアニーって言うん?」
すかさず、「なんでやと思います?」そこから会話が広がり盛り上がった。
アニーくんは舞台芸術の大学に通っていて、そこから名前をつけてもらったらしい。
いつの間にかスタッフたちと飲みに来たかのように、一緒に会話していた。
1. 取り皿交換
近所のおばちゃんのように沢山お節介。
取り皿交換したりそのついでにお話やお伺いもしよう!
2. まいちゃん5ステップ
オーダーを伺う時の最強ステップ。
エアノックの失礼します!から入ってひとつひとつ商品に対してありがとうございます!
(ニコッ)スマイルサンキュー&チェック。顔を見て目を合わせるアイコンタクト。
最後に商品確認のリピート。
3. オススメ化
商品を知って自分がこんな時はこれ食べたいな~を必ず持とう!
4. アホウネーム
これから名前が店長からブレゼントされます!
理由を聞かれたら「なんでやと思います?」と言って会話を広げてみよう!
ポイントをしっかり分けることで実際のイメージを膨らませていきます♪
焼き鳥を焼いているトトロちゃんに俺がそう聞くと、
「お2階上がって右手にございます!」2階か~階段めんどくさいな~
「ここのトイレはめっちゃおもろいで! 楽しんできてね」隣に座っていたご夫婦が言った。
「おもろいってどんなトイレなんすか笑」するとカウンター席の方たちが「行ったらわかるよ!笑」と口を揃えて。
「行ってきます!」そう言って、2階へ上がった。…まさかみんな常連さん?!
2階に上がるとテーブルは同じ年くらいの学生で埋まっていた。
雰囲気全然違うな~。
黒い扉で、《金》と書かれている。
その扉を開けると思わず笑ってしまった。
トイレってこんなんやっけ?笑
金ピカで全然落ち着けへん笑。
しかも、今日誰も入ってないんかってくらいピカピカ。
1階に帰ってきたら常連様連に「どやった?」って聞かれてそこから話しているうちに仲良くなった。
週3でくるサラリーマン、京大生の1人飲みの女の子、海外の観光客、毎日来るとみんなから言われてる教授、あんまり何話してるか分からない、でも優しそうな老夫婦、アメリカからの留学生…みんなが友達みたいで1人で来ても絶対楽しいな~自然とそう思えた。
気づけば、店の雰囲気にすっかり馴染んでいた俺たち。
周りの客やスタッフとの交流で、いつも感じていた孤独感が少しずつ和らいでいった。
ネガティブな気持ちが溶けていくような感覚がした。
1. 金のトイレ
1番汚いであろう場所を1番きれいに。
金ってだけでもおもろいけど、綺麗すぎたらおもろいし、何より居心地がいい!
2. トライアングル
自分 他スタッフ お客様や 自分 常連様 ご新規様などの三角関係のこと。
1対1はなるべく避けてみんなで楽しく喋ろう!
→横のスタッフがカウンターで喋ったら繋がりに行こう!
しかもびっくり! 今日は店長不在で、みんなアルバイトらしい。
みんな意識高くて楽しそうで凄いな~… ってかトトロちゃん同い年やのに凄いな~!
帰りにではお土産にしじみ汁を渡してくれた。
「家でほっこりしてください」ってどんだけおもろいねん!笑
そう言いながらお店を出た。
「お客様おかえりです!」
「「ありがとうございます!」」
びっくりしたけど、嬉しかった。
「またあした~! 次はテキーラ飲んでねー!」とアニーくん。
明日はさすがに来んけど…「次は必ず!! 笑」と思わず言ってしまった。
常連さんも「バイバーイ」ってみんな手を振ってくれてめっちゃ楽しかった!!
帰り道、「アホウおもろいな~」って2人して話した。
「あの店ホンマによかったなぁ」とポツリと俺が言うと、ダイキが「やろ? ずっと気になってたんやって」とニヤリと笑った。
俺は久しぶりに心から楽しむことができた気がした。
こんな友達もってよかったな~そう思わせてくれたダイキ。
そしてアホウどり。ここのキラキラしているスタッフに救われた。
自分のアルバイトも、もっと楽しく働けそうで。
少し悔しかったけど、めちゃくちゃ気づきがあった。
将来のことでも不安だった俺。まだ夢とかはないけど、ここでのたくさんの人との関わりがきっかけですこしポジティブになれた。
不安で押しつぶされそうだったけどここに来たらほんまにみんないて、楽しい。
不安を忘れさせてくれるのではなく不安をワクワクに変えてくれる、そんな場所だと思う。
「なんか全部なんとかなる気いするわ!」
帰り道の鴨川で、俺がそう叫ぶと「また行こな! 次はお前の奢り!笑」ダイキがいつもの軽い感じで返してきた。明日も頑張ろう! 本気でそう思ったーー。
最初は不安だったけど、店のスタッフや常連客が温かく迎えてくれた。
しかも、名前も覚えてくれていた。
その日、俺は確信した。
この店は、ただの焼鳥屋じゃなくて、俺たちが気軽に通える「居場所」なんだと。
1. お土産
しじみ汁、飴ちゃんプレゼントで一言添える!
帰り道、おもしろかったなーって言って帰れたら最高。
2. ワンピース
お客様の意見(宝)を探す。
いい面も、悪い面も。
『今日は何がおもしろかったですかー?』
『何が美味しかったですか?』
『次はテキーラ頼んでくださいね!笑』など、最後に一緒に振り返って一緒に探そう!
もちろんいいことも、悪いことも店長に報告っ!